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おおやまへ
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大山へ遊びにきてんか
西尾家住宅
篠山藩御用達を務めた旧家の西尾家は江戸時代後期の俳人西尾武陵の生家です。その住宅は、享保18年(1733年)建築の主屋を屋敷景観の中核とし、旧山陰街道の街道景観形成に寄与しています。江戸時代から明治後期にかけての酒蔵及び住宅として貴重な建造物として平成16年(2004年)国の登録有形文化財に指定されました。
追手神社の千年もみ
(兵庫の森100選のひとつ)
大山宮地区にある追手神社に樹齢700年を超える日本一のもみの木があります。胸高幹廻り7.8メートル、樹高34メートル、枝張東西10メートル、南北16メートルあります。平成6年、国の天然記念物に指定されました。地元では「千年モミ」と呼ばれ親しまれています。また同神社内には、樹齢350年の雌雄株が寄り添ってたつ「夫婦いちょう」があります。秋にはその見事な紅葉求めて観光客が訪れます。
高蔵寺
大山谷の高蔵寺は紅葉の美しいお寺として有名です。ここには、県指定の有形文化財「釈迦八相涅槃図」や市指定の「木造天神坐像」「木造弁財天坐像」があります。大化2年(646年)、法道仙人が黒頭峰(くろつぼ)の山腹に一宇を建立されたことに始まるといわれています。明智光秀の丹波攻めによって焼失、文禄元年(1592年)、現在地に本堂と西蔵坊、光源坊、泉蔵坊が再建されました。その佇まいは大山八景の一つに「高蔵寺の晩鐘」として数えられ、境内には「モミ」「カゴノキ」の巨木があるなど、歴史の古さを感じさせます。
池尻神社
池尻神社には、古くから人形狂言が伝えられています。演目は「神変応護桜」で、神社に立ち寄った若者が八岐大蛇(やまたのおろち)の人身御供になろうとしていた娘を、祭神大山隈命(おおやまずみのみこと)の神威を借りて大蛇を退治し助けるという内容です。人形狂言は市の無形文化財に、使われる操り人形の首5体は県の重要有形民族文化財に指定されています。池尻神社人形狂言保存会は、人形の首の修理保存に努めながら毎年の秋季例祭で奉納上演を続けています。
大山荘の里市民農園
平成4年地元の土地を行政に無償提供し市民農園を整備されました。(一財)大山振興会が指定管理者となり管理を行っています。市外からこられる熱心な利用者によりありとあらゆる野菜や花が栽培されています。週末ともなると家族や友人を招きあちらこちらで手作り野菜のバーベキュー大会が始まります。農園の約50の区画は全て利用され多くの希望者が空きを待たれています。秋には収穫祭が行われ利用者の皆さんによる出店も見られるようになりました。
兵庫県立丹波並木道中央公園
毎年恒例 大山地区 春の 三世代交流大会が開催されます。
鐘ヶ坂峠の明治のトンネル
明治16年(1883年)に出来た「鐘ヶ坂トンネル」です。延長268メートル。幅員3メートル。総工費は約4万円(今のお金に換算すると約8億円)。現存する道路トンネルとしては日本で5番目に古く、レンガ積みとしてはわが国最古のものです。柏原町の小倉にレンガ工場が作られ、九州から来たレンガ職人がレンガを焼き、約28万枚のレンガが使われました。
篠山層群と恐竜化石
地区の南には、篠山川の大規模な浸食で形成された川代渓谷があります。昔より桜の名所として有名です。最近では、河床に露出部や渓谷に隣接する丹波並木道中央公園の篠山層群(白亜紀前期の地層)から貴重な化石が発見されています。渓谷に沿って走る県道は交通の難所でしたが、平成31年3月に川代トンネルが完成し、「川代恐竜街道」として新たな観光地になろうとしています。
金山城跡
金山城は、天正7年(1579年)明智光秀が「丹波攻め」の時に、八上城の波多野氏と黒井城の赤井氏を分断するために築いた山城で、主郭の一部には野面積みの石垣まで配備されています。周囲にも竪堀や横堀も配置された堅固な造りとなっています。
鬼の架け橋
丹波篠山市と丹波市との境にある「鬼の架け橋」は岩と岩の間に大きな板状の岩が橋のようにかかっています。自然が作り出した奇観として、安藤広重の「六十余州名所図録」に描かれています。
大山城跡
東と南には大山川の深い谷と切り立った崖、北西の常楽寺跡山麓には自然に出来た深い溝の堀、と三方を囲った河川段丘の要塞の地に、数条の空堀と土塁で仕切った大規模な平地城の城跡が残されています。
明智光秀の「丹波攻め」で大山城は焼き払われ、城主の中澤地頭(重基)一族は消滅させられました。
その他の文化
地区全体に秋祭りの伝承文化は比較的残っています。
追入地区では秋祭りに子ども三番叟が奉納されます。
神田神社の秋季例祭で行われる美しい二宮神社への渡御は地区のシンボルともなっています。
里山オーナー事業
荒廃が進んでいる里山を再生するため、(一財)大山振興会が用意した里山を都市部の住民に貸し、自然とのふれあいの場として活用してもらいながら里山の整備と交流を図っています。平成15年に事業を開始し、約35,000平方メートルの針広混交林で24グループ(区画数25、1区画1,000平方メートル)のオーナーが自主組織「里山オーナー会」をつくって活動されています。共有スペースに間伐材で作られた立派な作業棟も完成しました。最近では里山整備だけでなく環境教育の取り組みも始められています。